動脈硬化予防効果の成分が、ビール原料のホップに・・・。天然成分では世界初。

　ビール原料には、動脈硬化予防効果成分があるって、知っていましたか？

　サッポロビール（株）と北海道大学は共同研究の中で、

ビール原料のホップに含まれる「キサントフモール」に、動脈硬化予防効果があることを発見したそうです。

動脈硬化の予防には、総コレステロールの低下だけでなく、「ＨＤＬコレステロール（善玉コレステロール）」

の上昇が有効だということがわかってきています。

また、そのことが心筋梗塞や脳卒中の危険性を低くすることも報告されています。

　この「HDLコレステロール」を上昇させるためには、CETPといわれるタンパク質を活性しにくくすればいい、

ということまでわかっているそうです。

　だから、医薬業界ではＣＥＴＰ阻害のための薬の開発を、すすめているそうです。

　でも、、今まで食品成分や天然物では、この作用があって動脈硬化予防に効果がある成分は

報告されていなかったそうなんです。

　ところが、天然物として世界で初めて、ビール原料のホップに含まれる「キサントフモール」が、

ＣＥＴＰ活性を阻害することにより、ＨＤＬコレステロールを上昇させる効果があることが発見されたのです！！！


　マウスでの実験で、キサントフモール入りの餌を摂取したマウスでは、ＨＤＬコレステロールが増加し、

ＣＥＴＰ活性は低下したことが、証明されたそうです。

　この研究結果から、「ビールを飲んだら動脈硬化の予防になる」って単純なものではないですが、

天然成分で善玉コレステロールを上昇させる薬やサプリメントができたら、いいですね。

タグ：動脈硬化 予防効果 HDLコレステロール 心筋梗塞 脳卒中 ビール 原料